レーシック手術で感染症、2007年にも…男性が眼科提訴
東京都中央区の診療所「銀座眼科」で2008年秋以降、レーザーを照射して視力を矯正するレーシック手術を受けた患者70人余が感染性の角膜炎などを発症した問題で、同眼科では07年にも、手術を受けた都内の自営業男性(34)が感染性角膜潰瘍(かいよう)になり、視力低下などの後遺症が出ていたことが分かった。
男性は今月初め、同眼科の溝口朝雄院長を相手取り、約2000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
医療被害救済に取り組む医療問題弁護団(鈴木利広代表)と男性が9日、厚生労働省内で記者会見して明らかにした。会見によると、男性は右目の視力が1・0から0・4に低下、仕事に支障が出ているという。
(2009年3月9日22時15分 読売新聞)
レーシック手術で、感染症による視力低下に悩ませられる男性には道場いたしますが、今回のニュースについての個人的感想を述べさせてもらいたいと思います。
まずは、銀座眼科はすでに器具の滅菌消毒機器に不具合に起因すると思われる集団感染を引き起こしたクリニックであり、消毒機器のメンテナンスが納入以降一度もなされてなかったため、この男性もその被害者である可能性はあると思います。
ただし、今回の件は、先の集団感染のケースとは、少々趣が違う点に注意する必要があるかと思います。
というのも、感染症というのは、レーシックの合併症の1つですが、この合併症は、術後のケアに大きく左右されます。
実際に、術後処方された点眼薬を点さなかったために、感染症を併発するという事例についての話も、関係者から耳にしたことがあります。
あくまでも一般論ですが、感染症の原因の一つに、患者自身による術後ケアの不足という要素が含まれるわけです。
つまり、今回のニュースでは、「感染症の原因がクリニックと、患者どちらにあるのか?」という点に議論が集約されるかと思います。
これについては、実際に裁判が進む段階で明らかになっていくと思いますので、現段階では、こうした点に留意されることも肝要かと思います。
レーシックはこうしたリスクもある手術ですので、十分に納得できない間は無理に受けず、自分で十分納得した上で、レーシックに臨まれるようお願いいたします。
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