2009年08月07日

神奈川クリニック眼科、品川近視クリニックに公正取引委員会が警告

読売オンラインによると、品川近視クリニックおよび神奈川クリニック眼科が、公正取引委員会から景品表示法違反(有利誤認)の恐れありとの警告を受けたようです。



レーシック「二重価格表示」の恐れ…公取委警告

 レーザー照射で視力を矯正する「レーシック手術」を巡り、業界大手の「品川近視クリニック」(東京)と、「神奈川クリニック眼科」(同)がホームページ(HP)で表示した価格は、景品表示法違反(有利誤認)の恐れがあるとして、公正取引委員会は6日、それぞれに警告した。


 公取委によると、両クリニックは昨年から今年にかけ、それぞれのHP上で、通常料金16万8000円を「今なら13万3000円」「曜日割引で14万8000円」などと表示。実際は期間限定割引ではなく、大半が割引金額で手術を受けていた。公取委は、根拠のない価格を比較対照価格で表示することは、同法で禁じる「二重価格表示」に当たる恐れがあるとも指摘した。

 品川近視クリニックは「今後は消費者に誤認を与えることのないよう努める」、神奈川クリニック眼科は「今後はより慎重な表示を心がける」とそれぞれコメントしている。

(2009年8月6日20時38分 読売新聞)


さて、拙ブログでは2年ほど前に以下のようなエントリーを上げたことがあります。

クリニックの誇張広告に要注意

そこでは、価格の安さが必要以上に誇張されている可能性について警笛を鳴らしたもので、まさに今回、公取委が下した警告と同じ内容を書いております。

こうした問題を回避するために、単に値段だけを鵜呑みにするのではなく、
  • 条件によって値段が上がる可能性はないか?

  • 手術費用に含まれる医療サービスの内訳は?(術後検診費用など)

といったことをチェックするということが重要ではないかと思います。

(参考)


また、今回のニュースで着目すべき点はもう1点あります。

それは、ホームページの内容に対して、公取委が警告を出したことです。

病院などの医療機関の広告については、「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針」、通称、医療広告ガイドラインというものがあります。

こちらは、2年前の平成19年4月1日より施行された改正医療法に伴い定められたガイドラインで、医療広告のあり方について定められたものです。

こちらの詳細については、また別機会にご紹介させていただければと思いますが、本ガイドラインでは、病院やクリニックなどのホームページは、医療広告に該当せず、本ガイドラインの規制を受けない事となっております。

たとえば、医療広告で、視力回復率100%!と書いた場合は、誇張広告とみなされ、ガイドラインに基づいた指導がなされることとなります。

しかし、ホームページで、視力回復率100%!と書いても、医療広告ガイドライン上はなんら問題がないというのが実情です。

つまり、ホームページ上での情報発信については、クリニックが好きなように発信できるということになります。

そうした状況において、公取委が今回の警告を行ったことは、大変意義があるということで、今後、ホームページでの情報発信においても、患者さんに誤解を招かない情報発信をするよう、クリニックは気をつけなければならないということになります。

いずれにしても、今回の公取委の警告は、我々、患者サイドにとっては、好ましい対応ではないかと思います。


 

 


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posted by でぃえら at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | レーシックニュース | お問合せ
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