2010年12月11日

銀座眼科元院長が逮捕

昨年、集団感染で閉鎖へと追い込まれた銀座眼科の元院長が逮捕された模様です。



レーシック手術の集団感染、医師を“異例”の逮捕へ 背景に「悪質性」と「重大性」(2010.12.7 07:00 産経ニュース)

 視力を上げようと受けたレーシック手術で患者が相次いで視覚障害を負った事件で、警視庁は医師の逮捕に踏み切ることになった。捜査1課は6日、銀座眼科(閉鎖、東京都中央区)の溝口朝雄(ともお)元院長(49)の逮捕方針を決定。過失による医療事故での医療従事者の逮捕は異例となる。背景には、感染を認識しながら手術を止めなかった溝口元院長の故意に近い「悪質性」や、生活に重要な視覚を奪った「重大性」があったとみられる。

 関係者の話などから、銀座眼科では手術時に手を消毒しなかったり、手術室に手洗い場がなかったりと不衛生が常態化していたことが判明。医療関係者は「人の命を預かる医師が感染対策を後回しにしたとすれば言語道断だ」と指摘する。

 目に障害を負った患者の被害は深刻だ。激痛や治療に要した多額の出費。失明の恐怖と隣り合わせの日々を強いられる。「目の上に置いたガラスを割られるような激痛が24時間、数カ月も続いた。目をよくするつもりが地獄に落ちた。溝口先生にさえ会わなければ。後悔してもしきれない」。重症を負い、今も視力に不安を抱える女性は憤る。

 「視力を奪われると、適応には長い時間がかかる。目の前に崖(がけ)があることさえ認識できなくなる」。ある捜査幹部は指摘する。

 当初、被害者らは溝口元院長が感染拡大を認識しながら手術を続けたとして傷害罪で告訴した。だが、警視庁は「故意の立証は困難」と判断。業務上過失致傷容疑で捜査を進めてきた。

 「自分で医療器具の洗浄などを試行錯誤し、改善できると思っていた」。溝口元院長はそう説明したとされるが、その間も“被害者”は増加した。患者は「(悪化後の)われわれを治療した病院から連絡もあったはずなのに手術を続けた」と怒りの声を上げる。

 捜査幹部は「明らかな異常事態なのに手術を続けた意図の解明も不可欠だ」と話す。


今回の集団感染事件の原因は、当所から言われているように衛生管理の杜撰さによるものであることが、明らかになりました。

その実態は、手術室に手洗い場がない状態だったようで、そもそも衛生管理の基盤が整備されていなかったようです。

まだ、集団感染を認識しながら手術を続けた意図については明らかになっておらないようですが、以前から弊ブログが警告している通り、行き過ぎた低価格化戦略が一因となっているのではないかと思います。

低価格化戦略を進めるには、薄利多売というアプローチを取らざるを得ませんが、医療分野では医療サービスの質の維持を前提とした低価格化戦略が必要不可欠と考えます。

銀座眼科の集団感染事件は、価格と同時に、医療サービスの質を下げた(杜撰な衛生管理体制)ことが引き起こした事件と捉えています。

また、集団感染を認識しながら、手術を続けた理由も、数をこなさなければ、経営が成り立たなかったという事に尽きるのではないかとおもいます。

そうした質の低下はリスクとなって患者さんに回ってくるとの忠告もしてまいりましたが、実際、今回の事件の被害者の方々で、未だに被害に苦しまれている方は少なくなさそうです。



今回の事件を受けて、CDCガイドラインを導入するなど衛生管理を強化するクリニックも出てきておりますが、少なくともレーシックと低価格化戦略については、ある程度理解されることは、これからレーシックを受ける方にとっては必要かもしれません。

少し古いですが、弊ブログにて、レーシックと低廉化戦略について整理もしておりますので、よろしければご一読下さい。

最後に、被害者の方々のいち早いご回復をお祈り致します。


 

 


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posted by でぃえら at 01:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | レーシックニュース | お問合せ
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