2006年08月02日

レーシックの低廉化について(4)低価格化戦略の現状

低価格イメージ4.jpgでは,クリニック間の競争の促進によって進んでいる「低価格化戦略」の現状を整理してみたいと思います.
(写真は低価格化戦略の生みの親,マイケルポーターの所属するハーバード大学−Wikipedia

ここでは,低価格化戦略を積極的に推進しているクリニックを取り上げます.

(1)品川近視クリニックの低価格化戦略



いち早く低価格化戦略を実施した品川近視クリニックでは,レーシックを両目19.8万円(通常70.5万円)で受けることができるキャンペーン(2006.9.30まで)を実施しています.

品川近視クリニックは,材料費,人件費,広告費,利益の4つの変数から手術料金を設定しており,「経費節減」と「利益の縮小」の2つの方針で,低価格化戦略を進めています.

具体的には術式をイントラウェーブフロントレーシック1種類に固定し,それに資本を集約することで,投資効率を高めていると考えられます.

また品川近視クリニックで手術を受けた患者向けの紹介プログラムを用意し,口コミ効果を上げることで広告費を抑えているようです.

さらには,検査機器を多く整備し,検査や手術プロセスに即した専門スタッフを配置し,検査・手術プロセスを効率化することによって,多くの患者を受け入れと,医療サービスの質を落とさないようにしているようです.



(2)神奈川クリニック眼科の低価格化戦略



現在,神奈川クリニック眼科ではレーシックを両目20万円〜(通常50万円から)受けられるキャンペーンを実施しています.(2006.8.31までに適応検査を受け,2006.11.30までに手術を受ける患者を対象)

神奈川クリニック眼科では,どのような方針で低価格化戦略を実施しているかは不明ですが,当ブログで利用しているアフィリエイトプログラムの料率が変更されたことから,宣伝費用を抑えることはしていると推察されます.

なお,前回までのキャンペーンではレーシックを両目14万円から受けることができていましたが,現在はキャンペーン価格が値上がりしています.

ちなみに,このキャンペーンが始まった当初から,私はキャンペーン価格の値上がりは想定していました.

それは品川近視クリニックの付添取材で神奈川クリニック眼科へ訪れた経験から,キャンペーンによって増加した患者を十分受け入れることができる基盤が整っていないと予想していたからです.

そのほか,あらゆる術式が整っているがゆえに,資本の特定の技術に集約することが難しいというのも,その要因と考えました.

そうした要因を考慮すると,現在のキャンペーン価格もまだ厳しいと考えており,最終的にはレーシックが両目25万〜30万の間で,落ち着くのではないかと思います.



(3)神戸クリニックの低価格化戦略



最近トータルケアサービスという新たな医療サービスを展開している神戸クリニックでは,開院4周年を記念して,PRK,レーシック,エピレーシックが両目28万円(通常38万円)で受けることができる「ありがとうキャンペーン」と,両目25万円で手術可能な25万円優待クーポンキャンペーンを実施しています.(2006.8.31まで)

神戸クリニックのキャンペーン価格の決め方は不明ですが,アフィリエイトプログラムをうまく活用することで,宣伝費用の効率化を図っていると予想されます.

既出の2クリニックに比べるとキャンペーン価格は高めではありますが,段階的に新たな術式を導入したり,生涯保障をさらに進めたトータルケアサービスを実施するなど,低価格化戦略とあわせて医療サービスの充実を図っているのが特長といえると思います.



さて,以上3クリニックをみてきましたが,どのクリニックも期間を限定したキャンペーンという形で,低価格化戦略を実施しているようです.

しかし,低価格戦略はクリニックによって位置づけやアプローチが異なり,そうしたこと視点から各クリニックのキャンペーンを眺めると,新たな発見があると思います.


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