例えば、レーシック、エピレーシック、イントラレーシックの3つの術式を導入しているクリニックがあるとします。
これらの術式の違いは、フラップの作り方にあります。
イントラレーシックはFSレーザーという特殊なレーザーを用いて、コンピュータ制御で作成するため、さほど経験のない医者でもフラップを正確に作成できます。
一方、レーシックとエピレーシックはケラトームという機器で、フラップを手作業で作成するため、イントラレーシックに比べて医師の腕によって、フラップの出来の良し悪しが左右される可能性があります。
特にエピレーシックは、通常のレーシックよりも薄いフラップを作成するため、より医師の腕が重要となります。
すなわち、フラップの作成の困難さを見ると、
エピレーシック > レーシック > イントラレーシック
ということになります。
さて、ここでレーシック、エピレーシック、イントラレーシックを導入しているクリニックで、症例数が同じ(ここでは1000症例とします)クリニック、A、B、Cがあるとします。
また症例数の内訳が以下のとおりであったとしましょう。
Aクリニックでは、症例数の8割がレーシックです。
Bクリニックでは、症例数の8割がエピレーシックです。
Cクリニックでは、症例数の8割がイントラレーシックです。
ここでDさんが、Cクリニックで適応検査やカウンセリングを受けた結果、Cクリニックでエピレーシックを受けることになったとします。
さて、ここで症例数の問題が発生します。
Cクリニックは1000症例の実績がありますが、エピレーシックの症例数は200症例以下となり、エピレーシックに関しては、Bクリニックの経験値に遠く及ばないことになります。
また最も経験値の大きいイントラレーシックは、先述したとおりフラップの作成も機械任せであるため、ケラトームの取り扱いが慣れていないという可能性もあります。
しかしながら、総症例数しか知らないDさんは、そのままCクリニックを選択することになると思いますが、術識別の症例数を理解していれば、当然のようにBクリニックでの手術も検討すると思います。
さて、このように、総症例数だけでは、患者は自分にあったクリニックを十分に検討できない可能性があります。
技術の進歩により、より多くの方が視力矯正を受けることが可能となっていますが、それに伴い、症例数も術識別に記すようにすることが、必要ではないかと思います。
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奥の方の内容まで詳しくて、非常に素晴らしいと思いました。(^‐^)